2016年3月16日水曜日

映像制作に必要なもの。その3、三脚


動画を撮影するのに、カメラを固定する三脚は欠かせません。



皆さんは三脚に、写真用の「カメラ三脚」と動画用の「ビデオ三脚」の2種類が存在することをご存知でしょうか?

今回は、映像撮影に欠かせないビデオ三脚を考察していきたいと思います。






映像向けの三脚の違い

写真用の三脚と動画用の三脚の違いは、主にカメラを任意の向きに固定するための「雲台」にあります。


カメラ三脚(写真用)の雲台は「カメラを固定すること」を目的としているため、しっかりと固定する事は出来ても、カメラをパン(左右に振る)する事や、ティルト(上下に動かす)することには適しておりません。その代わり、ビデオ三脚よりも比較的軽量で機動性に優れ、カメラを縦に構える「縦位置撮影」をする事もできます。


一方、ビデオ三脚は「動きを撮る」ことを想定しているので、雲台にスプリングの反発力や油圧などでの抵抗力が備えられているので、カメラをブレずにゆっくりと動かすことができます。また、しっかりとした長い「パン棒」が付いているので、操作もしやすくなっています。

このようにカメラをブレずに動かすことが、動画撮影での最低条件になります。



それでは実際にどの三脚にするか、なんですが……

このビデオ三脚、意外といい値段します。

ザハトラーとか、プロがよく使っているメーカーの三脚は、雲台だけで15万とかします。(笑)



個人でいきなりこのレベルのを買うのはちょっと大変だなあと思い、他にも色々探して、僕が購入したのはこれです。




Libec TH-650HD 小型三脚システム
最大搭載重量:3kg
最大開脚伸長:150cm
標準価格(税抜):26,000円



僕は、BMPCCにリグを装着したものをこの三脚で運用しているんですが、かなりスムーズで、特に不自由したことはないです。

これまではカメラ用三脚などを使っていたこともあり、かなり快適に感じました。

メーカーはエントリーモデルと謳っていて、確かに最初の三脚としては十分だと思います!



Libecで他にも面白いなあと思ったのが、



Libec ALLEX S KIT
最大搭載重量:3kg
最大開脚伸長:164.5cm
標準価格(税抜):105,000円


こちらはスライダーキッドです。これを使えば、一般人ではなかなか撮れない映像を撮ることが出来るかもしれません。スライダー付きでこの値段はなかなか安いと思うのですが、バラでも売っているので、とりあえずALLEXの三脚だけを購入しておいて、慣れてきて欲しくなったら、後からスライダーを買うでもいいかもしれませんね。


お金に余裕のある人は、リーベックのプロモデルや、ザハトラー、マンフロット、ヴィンテンなどのプロ御用達メーカーも見てみるといいかもしれません。






選ぶときのポイントとしては、最大搭載重量をきちんと見ておくことです。一眼レフやブラマジなどのデジタルシネマカメラで動画を撮影することを考えている人は、後々、カメラリグ(撮影のサポートのためにカメラに装着するパーツ)を装着することを視野に入れた上で、余裕を持って三脚選びをしましょう。


三脚は動画を撮影するのに、なくてはならないものです。ぜひ、検討してみてください。

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