2016年3月13日日曜日

FCPXでの編集。[サウンド編Part2]


それでは、サウンドの編集をしていきます。


クリップ全体の音量を変えるには、タイムライン上のクリップの音量コントロールのラインを上下にドラッグします。




FCPXでは+−12dBまで変えることができます。


音量を上げていくと……




波形が赤くなってしまいました。この状態で再生すると、オーディオメーターの方もふりきって赤くなります。これでは音が割れてノイズが発生してしまっています。

このメーターが赤くならないように気をつけながら、すべてのクリップの音量レベルを平均的に合わせる整音をしていきましょう。


しかし、「迫力を出すのに、ここの音量はもっと上げないといけないんだ!」という場合もあると思います。そのためのコツとしては、通常の音量のレベルを若干低めに設定します。

音量は、再生する機器やその設定によって変わるものです。編集の際は、小さい部分と大きい部分の高低差で表現をします。あえてノイズを発生させたいというようなことがなければ、極力メーターが赤くならないようにしましょう。





次に、画と音をずらす編集です。

映画やドラマなどでは、必ずと言っていいほどほとんどの作品にこの手法は使われています。ぜひ一度、意識してテレビなんかを見てみてください。ドキュメンタリーや、PVなどでもこれを使うことで格段にレベルが上がります。


個人的にですが、これをやる時はアピアランスを元の表示に戻したほうが、見やすいかもしれません。

まず、クリップの音声の部分をダブルクリック、もしくは右クリックをして、「オーディオ/ビデオを展開」をクリックします。




するとこのように画と音が分離されますので、この状態で映像の時と同じように音だけを編集します。





今回は、後続のクリップの音を伸ばして、その分手前のクリップの音を削りました。こうすることによって、手前のカットの映像の余韻を残した状態で、次のクリップのピアノの音が入ってきます。


このように、映像より先に音を切り替えるのを音のズリ上げ。
それとは逆に、映像より後に音が切り替わるのを音のズリ下げと呼びます。




しかし、このままではピアノの音が突然入ってきて、びっくりしてしまいます。



そこで!!

音量のフェードイン、フェードアウトをします。

やり方は簡単。音声の部分にカーソルを合わせると、左右の上のほうにフェードハンドルという丸い玉が出てきます。これを左右にドラッグすることで、音量のフェードイン、フェードアウトができます。





また、フェードハンドルを右クリックすることで、フェードの形を選択することができます。




S字カーブをクリック。






これで、動画本体のサウンドの編集が完了しました。



次回は、効果音や音楽を入れて、それをミキシングしていきます。






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